2014年製作、アメリカ映画。
夜が始まろうとするのどかな住宅街、ある一軒の家から一人の若い女性が飛び出してきます。彼女は周りに耳を貸さず逃げ惑います。挙げ句の果て、彼女は車で逃走し始めます。そして、辿り着いた砂浜で座り込んでいると、父親から電話。彼女は、泣きながら「愛している」と伝えます。
突然、場面は早朝、彼女が砂浜で右足をおかしな方向に曲げられ倒れているシーン。ゲッとどん引きます。猟奇殺人か?
舞台は変わって、自宅のプールで優雅に泳ぐ若い女性、名前はジェイ。垣根の向こうには、彼女を見つめる二人の男。彼女はプールを上がって部屋に入ると、姉と友達がビデオ観賞。ストーリーには関係なのですが、ここで友人の一人が手にしている電子書籍端末が、『ひみつのアッコちゃん』のようなコンパクトのような形……欲しくはないけど実物を見たい。
ジェイはその後、ヒューとデートで映画館に行くのですが、ヒューには黄色い服の男の子が見えるが、ジェイには見えないなんてことがあって、映画が始まる前に退散。この辺りでオカルト感が生まれます。
そして、ある夜デートを重ね安心しているところ急にヒューはジェイに睡眠薬を嗅がせ、気を失わせます。ジェイはどこかの廃ビルの中で車イスに縛り付けられた状態。ヒューは「ごめん」と言いながら、あることを伝えます。
「あるモノを君に感染させた、それは他人に姿を変える」……はあ? すると、ヒューは「来た」と言って、ジェイを線路の見える場所に運びます。人のような姿の何かがゆっくりと近づいてくるのが見えます。コワコワ……。ヒューが言うには、「ヤツは動きは鈍いが、頭はいい」そして、「逃げ切れよ」と残し、彼女を家の前に降ろします。
ヒューはジェイに、あの変なモノを見せたかっただけなのですね。
その後、ジェイは大学の講義中に奇妙な老婆に追われ、姉や友達に相談します。そうして、友人のポールがジェイたちの家に泊まることになりますが、このポールという男が弱々しい見栄えで……ちょっと、いや、かなり心配。
不安は的中します。窓ガラスが割られ、幽霊っぽい女性が現われるなど、ポールの役立たずぶりが際立ちます。どうやら、あるモノたちは、ジェイにしか見えないようです。
ジェイは部屋で大男を見て、裸足で公園に逃げ出します。っていうか、真夜中の公園で一人でいる方が怖いと思うのですが!
その夜は、なんとか友人の助けを借り、ジェイたちは朝からヒューを探すことになります。そして、探し当てたジェイの家。中はもぬけの殻、そして、写真などをヒントにヒューの正体に近づきます。ヒューの正体はジェフ・レドモンド。ジェイたちは、ジェフの家を訪れます。意外にもジェフは、素直に出てきて、ことの顛末を話し始めます。ここは意外過ぎてビックリ!
ネタ元とすると、『リング』でしょうかね、恐怖の連鎖……それをアメリカ風にアレンジした感じといいますか……。
こうして一行は、友人グレッグの家の別荘に行くことになります……なぜ? アメリカの若者はなぜ、自ら危険な目に遭いに行くのでよう?
すると予定通り、ジェイにしか見えない白い女が登場。しかし、他の者たちには見えないので、対処しようがないのです。そして、パニックになって一人で車を運転し、事故を起こしてしまいます。
ここからしばらく間の取り方が悪いせいか、無駄な場面ばかりが流れます。早送りでいいかも。しばらくして、向かいのグレッグが住む家にも、バケモノが現われるようになり、グレッグ死亡。恐怖に駆られたジェイはまた車で逃走? なぜか、一人で海辺へ。
なんだかずっと抽象的なシーンばかりで、正直、飽きてきます。その後、一行は誰もいないプールに忍び込み、バケモノをおびき寄せます。そして、ポルターガイスト現象。で、結局、その後も現象は続く~で、終了。
なぜか評論家から絶大な評価を受けていますが……時間返せ!
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