2010年、アメリカ映画
監督、アンソニー・ピアース。存じません。
出演者の皆さんも、存じない方ばかりなので、コメントは控えさせていただきます。
設定は、売れない映画製作チームが恐怖ドキュメンタリー映画を製作するために、廃墟ホテルに乗り込んで恐怖体験を撮影するというものですが、映画チームといってもスタッフ6人で、撮影前に誰かが来るの、来ないの、ウダウダやってるような有様です。映画製作チームというより、YouTuberの人たちと言った方が適切な気がします。
撮影方法も、手持ちカメラで心霊ドキュメンタリー映画を製作しようという、『REC』風の映画なのですが・・・・・・(-_-メ)
申し訳ないです。怖くもないし、演者の演技が悲しい・・・・・・(-_-メ) 日本のアイドルのわざとらしい映画やドラマを観ているような気分でした。 おまけに、ラストだけ手持ちカメラじゃなくて、第三者目線で撮影しているし・・・((+_+)) せめて最後まで手持ち風を貫いて欲しかった・・・(-_-メ)
で、タイトルの『THE SPEAK』って、どういう意味で付けたんだろう? それさえもよく分かりませんでした。DVDの紹介文では、「姿なき者のささやき=speak」とありますが、どの部分のことを説明されているのか、分かりませんでした。
登場人物は、売れない映画監督シェリー、カメラマンでシェリーの弟ルイス、プロデューサーでシェリーの彼女のペイジ、音声スタッフのジャクソン、ジャクソンの助手エルサ、そして、霊媒師のマリア。
このスタッフも直前に調達したという、いい加減さ。ホテルに入るまでが長い、ムダに長いのです。この素人スタッフの内輪もめにしばらく付き合わないといけません。もう、このあたりで挫折気味です。おまけにその様子もずっと、ハンディカム撮影。
このホテルはアメリカで最も呪われているホテルだから、生きて帰ってはこれないと、管理人の父親から警告を受けます……なら、取り壊せよ、ってツッコミを入れながら、観賞を続けます。
一行は、その警告を無視して、やっと……やっと、ホテルに入ります。しかし、撮影準備がまた、長い、無駄なシーンが多すぎ! これもずっとハンディカムで撮影しているのですが、我々視聴者は求めていません。
で、また内輪もめ……いらない。こんなシーン、いらない。で、ボール転がして驚かしあったり……高校生か! いらない。こんなシーン、いらない。
それでも徐々に、奇妙なことが起こり始めます。ただ、声がするのか、しないのか小さすぎて聞こえないし、何かいるのか、いないのか、暗すぎて見えないし……の繰り返しで、視聴者置いてきぼり状態です。
で、ハッキリとガラスに映る幽霊らしきものは、登場人物の皆さんは見えてない……って、ハンディカムで撮影しながらなのに?
そして、ゴタゴタしている間にエルサ謎の死亡……。急激な展開、おまけに、なんだか皆さん、具合が悪くなっていく一方で、グダグダします。でも、撮影は続いています。
かと思えば、ルイスは謎の異空間に突入。そして、パニック……って、これが、長い、とてつもなく長い……もう、ツッコミさえ忘れ、早く終わることを願うばかりの自分がいます。
で、バッタバッタとお亡くなりになる登場人物の皆さんですが、最後はシェリーとルイス兄弟があっちの世界に行ったのか、お亡くなりなったのか、分かりませんが、とにかく管理人さんには見えていないようでした。
霊媒師の人も、お守りを使えば助かる的なことを言いながら、使わないし……。
日々、ストレスをお感じの方に、ツッコミしながらストレスを解消するためのホラー映画かも知れません。
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